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ライバル会社の視察に行ってみた~東寺の骨董市~

 昨日はお休みいただいたのですが、少々溜まり過ぎの内臓脂肪とストレス解消のため、炎天下にも関わらすチャリンコで京都市内をプラプラ。
 ちょうど本日は21日。たしか東寺は縁日で市が建っていたはずと思い、休憩を兼ねて京都駅方面に向かった。



 東寺の境内に併設される京都随一の進学校「洛南高校」を横目に、北門から東寺へと入る。
東寺の縁日は、「骨董市」と称されるほど多くの骨董の露店が軒を連ねており、日本国内はおろか、海外での評判が高いせいか、外国人ツーリストの多さにはびっくりました。
 まぁこれほどの骨董品の多さなら、おそらく何品かはお宝が眠っているかもしれないですね。

 東寺は、正式には「教王護国寺」という名の寺院で、我が宗祖伝教大師様と双璧をなす日本仏教の巨人、弘法大師空海(774~835年)さんが嵯峨天皇より寄託されたもの。現在は京都の中心が、当時の朱雀大路(今の千本通り)からは、かなり東のほうに移ってしまったので、東寺なのに京都の西の方に建っています。
 この東寺は、よく2時間ドラマで等で、刑事さんが東京から京都に新幹線で到着した時などに使われるシーンに、五重塔が映り込むので、ご存知の方も多いでしょうね。
 ちなみに、この五重塔のてっぺん部分が、京都の人々の間では、一条通りと同じ高さになると云われています。

この写真では、高さがわかりづらくてすいません。
 
 木陰で休憩をとり、体力も回復したので、骨董市を物色。
と、その前に、「やま」の人間として、ライバル会社の視察をしておかなければ。


 東寺では、弘法大師さんが入定された3月21日を「縁日」とし、毎月21日に報恩感謝とその遺徳を偲び、弘法大師御影供を執り行っているが、さすがに絶大なる民間の信仰を得るカリスマだけに、参拝者は数知れず、いつしか市が建つほどの賑わいを見せるようになった。

出仕に向かう僧侶の方でしょう


お薬師さんも御開帳していましたので、お参りしてきました。

南大門
 南大門まで自転車を押して約1時間位かな。途中、数え切れない骨董品を扱うお店のほか、陶器や反物、京漬物のお店などもあり、かなり楽しめましたよ。

 しかしこの東寺は、京都の街中という立地条件と、弘法大師さんという伝説のカリスマの人気に支えられ、参拝者と観光客が後を断ちません。

 伝教大師さまは、山学山修を理念とし、人々との交流を断ち切り、ひたすら国宝となる人材育成に努めました。空海さんに比べて地味なイメージが付きまといますが、その理想はやがて身を結び、現代の日本における仏教宗派のほとんどは、比叡山から枝分かれしていったものです。
 その全く対局をなすのが、弘法大師さんで、地質学から建築技術までを駆使し、直接人々を救うことに情熱を燃やされました。しかし、その偉大すぎるカリスマ性と神通力のためか、その意思を引き継ぎ、実践できる人材が育たなかったと云われています。

 今も我が「おやま」は修行の地として、麓の市街とは隔絶した山岳世界にあり、徒歩以外は日本一高額なドライブウェイ、もしくはケーブルカーでないと参拝することができません。しかも僧侶全員が修行僧のため、東寺の境内にように、焼き鳥や、魚を売るような露店を延暦寺境内で開いたなら、すぐに僧侶が飛んできて、八つ裂きにされる事でしょう。
 「おやま」はよく「寒・湿・論・貧」という4つの文字で表現されますが、今だにそれを守り続けております。修行の地ですから、賑やか過ぎるのも何ですが、もう少しくらいはビジネスモデルを考え直して、賑やかにしてもいいのではないかなと思いました。
 
 ちなみに、東寺へは、京都駅前のイオンに車が停められますよ。歩いて5分くらいで行けますし、料金は30分で250円当日最大料金が1500円だそうですが、イオンで2000円以上の買い物をすると1時間無料になるそうです。
 近所の駐車場の相場は、1時間600円だそうなので、骨董市に行ってイオンで、軽く食事か買い物をすれば、駐車料金は浮くかもしれませんね。


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プロフィール

やま法師

Author:やま法師
 生まれはおろか、戸籍を尋ねてみても、江戸時代の文久年間までは、とりあえず遡ることが確認できた京都(宇治郡・醍醐)人。当時の身分制度から考えるとそれ以前よりご先祖さまが、此の地に定住していたことは間違いない。
 
 生来よりのきかん坊で、自由奔放な青春を謳歌し、30代後半まで犯罪スレスレの生業で生計を立てるも、ある日奇瑞の仏縁を頂くことで、これまでの諸行を省みて仏に帰依する。

 得度授戒をしていない凡夫、いわゆる一般人のなかでは、日本仏教の母山である比叡山延暦寺に一番近い立場の人間となれたことへ報恩感謝し、その証として、ブログを通じてリアルな比叡山の情報を発信して行きたい。

 また、職権を利用することで、昨今よく目にする京都の観光情報のみを紹介するブログとは一線を画した、歴史的かつ、宗教的な側面を踏まえ、本物の「心の癒し」を目的とした京都並びに周辺の観光情報を紹介して行きたい。

 その一方、趣味のロードバイクを駆使することで、大好物のラーメンを始めとしたB級グルメ等を細やかに発信し、全国より京都へ訪れてくれた方々への一助となりたい。

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